fc2ブログ

どっぷりMTG

GP神戸2週間前。

こんにちは。
GP神戸に出場される皆さん、デッキは決まりましたか?

週末、神奈川(東神奈川)、石川(金沢)、香川(丸亀)の3ヶ所でPTQがありました。
抜けたのはエルフ、エルフ、ローム。

エルフの勝因
一番の理由は全体的にZOOメタになっていた事だと思います。
エルフはまず、ローム、サイクリングなどのZOOに強いデッキに強い。
そしてZOOをメタったZOOにも強い。
これはなぜかというと、ZOOを同系に強くしようと思ったら、
《モグの狂信者/Mogg Fanatic》や、《炎の印章/Seal of Fire》など、
同系に弱いパーツが抜かれていきます。
で、そのぶんエルフに対して有効なパーツが減っているというわけです。
そしてそもそも、
エルフはあまり意識されていない状態なら、かなり強いデッキ。
PTベルリンでTOP8中6人がエルフを使用していた事を忘れてはいけません。
どのデッキを使うにしても、エルフはある程度以上警戒したほうがいいでしょう。

ロームについて
うまく組めれば&使えれば、現在のメタゲームの第1勢力である、
ZOOとフェアリー(NLB含む)に対して有利に戦えるデッキだと思っています。
エルフ、デザイアにはメインは不利で、
サイド後に《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》や《法の定め/Rule of Law》
を入れて頑張る、といったところでしょうか。
このデッキの期待値は《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》や《根絶/Extirpate》
の取られ具合によっても変わってくるでしょうが、構成の自由度が高めだし、
大きく不利な相手が少なそうなので、本戦でもそこそこ人気がありそうです。


ちなみに神戸のデッキタイプ別使用人数はこのぐらいだと予想しています。

1位:ZOO系    約19%
2位:フェアリー系  約16%
3位:カラスローム  約10%
4位:エルフ   約9% 

5位デザイア  約6%
6位テゼレッター  約5%
7位バーン  約3%

その他  約32%

ハズれても当方は一切責任を持ちません(笑)
参考程度にどうぞ。

それではまた




スポンサーサイト



テーマ:Magic:The Gathering - ジャンル:ゲーム

PTQ東京はフェアリー、新潟はNayaZooが抜け。

先週末、東京PTQではフェアリー、新潟PTQではNayaZooが抜けたようです。
(他の地域は分かりません)

東京はZoo、フェアリー(タッチタルモ含む)が多数で他はちらほら。
新潟は24人中10人がZooを使っていたと聞いています。
GPハノーバー、GPシンガポールでも1、2番人気はZooとフェアリーだったので、
凄く分かりやすいメタゲームだと思います。

なのでもちろん、Zooとフェアリー相手に有利に戦えるデッキを考えていますが、

考えていますが・・・

考えていますが・・・・・

かなり難しいです

これだけ多いのにはちゃんと理由がありますね

「タイプの違うデッキAとデッキBに勝てる、そして他とも戦えるデッキを探せ」

答えがあるかどうか確定していないパズルですが、凄く楽しいです

ありがとうマジック

ありがとうリチャード・ガーフィールド


いい答えが出せない場合、AとBをメタったAかBで出るのが最善な場合が多いです(笑)

テーマ:Magic:The Gathering - ジャンル:ゲーム

NayaZoo特集!

今回はタイトル通り、NayaZooについてどっぷり。

まずはじめに、
私は当面のエクステンデッド環境において、
NayaZooがメタゲームの第一群から外れる事はないだろうと考えている。
デッキポテンシャルがとにかく高い。

Zooはアラーラブロックから大きな援軍を得た。
まずは《長毛のソクター/Woolly Thoctar》と《流刑への道/Path to Exile》
前者はそもそもサイズがおかしい上に、Zooの天敵である《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
が効かず、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》、《罪+罰/Crime/Punishment》なども効きにくい。《呪文嵌め/Spell Snare》でも消えない。そう、環境的に非常に対処されずらい。
そして、後者の除去はZooが得た偉大な力。相手に出されると凄く嫌な《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》などたった1マナで解決してくれる。
エクステンデッド環境は比較的、相手のマナがひとつ増える事によるデメリットが少ない。
理由は至極単純。スタンダードよりも、重いカードが少ないからだ。
さらに、Zooはビートダウンである。基本的には相手を早いターンに倒そうとするデッキ。
マナが増えようが、それを使うターンが無ければ無い程たいした事は無い。
分かりやすい例を挙げると、勝つターンに打つならデメリット無しの1マナ除去であるという事。

《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》と《火山の流弾/Volcanic Fallout》
イーオスはZooに対しても有効な《流刑への道/Path to Exile》のおかげで点数が上がったカード。
全く重いカードを持たず、クリーチャーたくさんのZooに対して《流刑への道/Path to Exile》はかなり強い。
「《流刑への道/Path to Exile》をキャスト!ふははっ、マナが伸びても嬉しくなかろう!」
「かかったな!そのマナを使って《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》から猛獣大行進!行けぇ!全て踏み潰せ!!!」
みたいな感じ(笑)     ※大会等でセリフ的に叫ぶのは、マナー違反です。
火山の流弾はエルフ、フェアリーなど、一部のデッキに凄く強い対策系カード。親和にもそこそこ強い。
Zooのクリーチャーはタフネス3以上が多いから相性バツグン!

そして言うまでも無く《野生のナカティル/Wild Nacatl》の強さは異常。

それではここからは自身がGPシンガポールで使ったリストを中心に話していきたい。

「Naya Zoo」 2009 GPSingapore Tomoharu Saito

4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《密林の猿人/Kird Ape》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
1《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《長毛のソクター/Woolly Thoctar》

4《流刑への道/Path to Exile》
3《炎の印章/Seal of Fire》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
2《火葬/Incinerate》
2《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》


4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
2《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1《寺院の庭/Temple Garden(RAV)》
1《山/Mountain》
1《平地/Plains》
1《森/Forest》

★サイドボード★
4《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
3《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
3《火山の流弾/Volcanic Fallout》
3《忘却の輪/Oblivion Ring》
1《法の定め/Rule of Law》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge》

なぜこのデッキで出たのか?

迷いはなかった。有利なデッキが多いのに、不利なデッキはほとんど無いと思っていたからだ。

自身が考えている各デッキに対する相性はこうだ。
※対戦相手のデッキは平均的な構成と仮定する
※数字はおおよそ

NayaZoo相性表

vsNayaバーン
6:4
vsドメインZoo
7:3
vsフェアリー
6:4
vsNLB
6:4
vsエルフ
5、5:4、5
vsデザイア
6:4
vs3色ローム
4:6
vsBGローム
6:4
vs親和
6:4
vsテゼレッター
5:5
vs赤バーン
5:5
vsサイクリング
4:6

こんなふうに思っていた。
3色のロームとサイクリング相手のみ少し不利であとは5分か有利。
そして、その考えは試合終了後も変わらなかった。
これからZooを中心に他のデッキの構成、デッキ分布が変わっていく事で不利な相手は少し増えるはず。しかし、それでもZooは依然として強いだろう。

また、Zooもまだ若干伸びるはず。
とりあえずで言えばメインの《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》とサイドボードの《法の定め/Rule of Law》は抜きやすいパーツ。《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》はその時のメタによってサイドに落としてもいいパーツ。《モグの狂信者/Mogg Fanatic》もメタ次第で減らしてもいい。
逆にナカティル、密林の猿人、タルモゴイフ、ソクター、流刑への道、稲妻のらせんは完全固定パーツ。4枚必須。

プレイングについて

まず、このデッキはマリガンorキープが大事。
・メインだと3マナ以下のカードしか入っていない為、4枚目以降の土地が無駄カードである事。
・1ターン目にパワー2以上の生物を出せるかどうかが重要な事。
・先手ワンランドキープも手札の内容次第で充分ありえる事。
これらをふまえた上でしっかり考えたい。

あとは、土地をよく考えて揃えるべき。ライフの損をなるべく避けるようにする。
例えば手札に緑のカードが1枚も無い状態なら緑マナの2枚目を探してくる必要はあまり無いだろう。
あとは、基本的な事だが、フィッチランドは赤黒から使ったほうがいい。
基本地形が一種類しか探せない、白緑ギルランが探せないからというのが理由だ。

常に関わってくるのはこの2つ。
もちろん細かい事はいっぱいあるけど、おおまかに言えばそんなに難しいデッキじゃない。

サイドボーディングについて

《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》 エルフ、デザイアに超有効。ロームにも有効という説も。

《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》 Zoo、ドメインZooに超有効。ローム、サイクリング等に有効。フェアリーやNLB相手でも後手なら入れる。(序盤の攻撃を凌がれて長引く可能性が高い為)

《火山の流弾/Volcanic Fallout》 エルフ、フェアリー、親和に有効。

《忘却の輪/Oblivion Ring》 Zoo、ドメインZoo、フェアリー、NLB、親和、ローム等に有効。

《法の定め/Rule of Law》 デザイア、エルフに超有効。

《古えの遺恨/Ancient Grudge》 親和、テゼレッターに超有効。フェアリー、NLB等に有効。


抜くカードの中で分かりずらいのがタルモゴイフ。
フェアリー、NLB等、青いデッキと戦う時、基本的には全部抜くカード。
《不忠の糸/Threads of Disloyalty》で奪われるとかなりキツイからだ。


これからのPTQや、GP神戸でZooを使う人も、Zooをメタる人も、そのデッキの事を少しでも多く知っておいたほうがいいのは間違いない。
誰かの役に立てる可能性が高いタイミングなので、簡単ではあるが要点を書かせてもらった。

最後にもう一度ハッキリ言っておく、この環境のNayaZooは強い。


なんか全体的に偉そうな感じになっちゃってごめんなさい(笑)



テーマ:Magic:The Gathering - ジャンル:ゲーム

迫り来るロサンゼルス

明日の金曜日、昼にはロスに向けて出発です!

2009シーズンついに開幕


なのにデッキが決まっていません
ていうか現在ひとつもデッキを持っていません


ぶっちゃけ・・・
ぶっちゃけ今回のイベントのメインは大量にカードを仕入れる事ではあるけれど、この状態はいくらなんでもマズイ。

なので今から、ここに色々書き出していく事で考えをまとめ、使うデッキを決めていこうと思う(マジだよ)


今回のデッキレシピ

材料
1:PTベルリンとその準備期間に得た経験
2:カバレッジの世界選手権デッキリスト
3:カバレッジのPTベルリンデッキリスト
4:日本のプレーヤー達のアドバイス
5:ナカシューとの電話
6:10年選手の経験


STEP1:材料を把握

「PTベルリンとその準備期間に得た経験」

準備期間に回したデッキ:親和エルフ、白鳥アサルト、デザイア、デミゴッドストンピィ、親和、ZOO、デスクラウド、カラスローム、三原製CAL、ドレッジ、フェアリー、ネクストレベルブルー、トロン。
長い期間第一候補はデザイアだったが、最終的には親和エルフ一択の状態で準備期間終了。この時、ダントツの強さだった。不利だった相手はデザイアだけ。

本戦で使ったデッキ:親和エルフ
3位入賞。エルフは普通にメタられてるぐらいだったらかなり強いなと思った。
また、エルフのプレイングについては結構理解できているのを実感。
白緑の生贄でドローできるランド、鏡の生体、ブレンタンの炉の世話人に気がついていなかった。
特にブレンタンは、ゴブリンにシャープシューター出されてる場で十手ついて逆転してたのが印象的。

本戦&その後思った事:テゼレット使ったデッキの構築は何度かトライしたけど自分ではダメだったのに凄いなー!普通のネクストレベルに入れた感じが正解だったか。
ドレッジは2日目進出率が一番高かったんだな、みんながあんまり墓地対策取ってない大会だと結構やりそう。

「カバレッジの世界選手権デッキリスト 」

前回の大きいイベントの上位デッキリストはみんなが見るし、デッキを選択する上でも、メタゲームを読む上でも欠かせない。
まず、エクステンデッド6回戦全勝デッキ4つはデミゴッドストンピィ、白鳥アサルト、ZOO、フェアリー。次に5-0-1デッキがフェアリー、デスクラウド。タイプは違うけど上位6人中フェアリーが2人。
それから、会場でなんとなく見てた感じでは、エルフはかなりメタられてたけど使用者の数はそうでもなかったのに対し、結構上位に残ってた気がした。

「カバレッジのPTベルリンデッキリスト」

トップ8はエルフ祭り&テゼレット&フェアリー。
2日目上位もかなりの割合でエルフ。
2日目進出率が高かったドレッジのリストもチェック。

「日本のプレーヤー達のアドバイス」

色んな人に聞いてみた。
エクテンのGP行くんだけど何がいいかな?
・フェアリーっしょ。
・んー、俺ならフェアリーかエルフだね。
・ZOOだめなの?いけそうだけど。
・僕ならフェアリー使います。
・経験が豊かなぶん、エルフ使ったら勝ちやすいんじゃない?デッキポテンシャル高いし。

(うーん、フェアリーかエルフがいいのかな。新しいデッキつくって調整する時間はないし。)

「ナカシューとの電話」

はるる「俺フェアリーかエルフ使おうと思ってるんだけどそっちどう?」
ナカシュー「同じくフェアリーかエルフの2択やねw」
はるる「あと今ならデザイアもいいかも!前よりメタられてなさそう。エルフのサイドのアメジストとかもうないっしょ!」
ナカシュー「うーん・・・けどフェアリーのもみ消しが嫌かなぁ」
はるる「嫌だね・・・フェアリーはエルフより理解度低いんだけどどんなフェアリーがいいかな?」
ナカシュー「難しいとこやね・・・」
はるる「誘惑巻き弱くない?エクテンで4マナでこの程度?って感じ。エレンドラの大魔道士は強そうだけど」
ナカシュー「まあまあやるよ。殴りたいんよね。」
はるる「十手とかエレンドラで嵌め勝てばいいから急ぐ必要なくない?」

・・中略・・

はるる「北山タイプとポールチョンタイプのいいとこ取りしたいね」
ナカシュー「そやねぇ、結構難しそうだけど」
はるる「確かに難しい」

「10年選手の経験」

味の決め手になるスパイス的存在。
色々ありすぎるから小出ししていく感じで^^


STEP2:材料1~5を炒め合わせる

頭の中を温め、今回は時間がないぜ油をひき、
「PTベルリンとその準備期間に得た経験」「カバレッジの世界選手権デッキリスト」「カバレッジのPTベルリンデッキリスト」「日本のプレーヤー達のアドバイス」「ナカシューとの電話」をその中に入れ、強火で炒め合わせる。

やはり、エルフかフェアリーになりそうです。

STEP3:スパイスを入れる

「マジック10年選手の経験」の中から適切なものを取り出す。
今回はこの2つをチョイス。

・GPはコントロールデッキの点数UP
・今後の為にコントロールを使っておかないと

解説

「GPはコントロールデッキの点数UP」
GPは誰でも参加できるという事もあり、上のレベルが高いだけの超巨大な草トーナメント。
色々なデッキがいます。
プロツアーだと4種類のデッキで7割を締めるような環境だったとしても、GPだったら4割に収まり、残り6割はその他色々なデッキなんて事はザラです。もちろん例外もありますが、ビートやコンボに比べ、コントロールは受けが広いものが多いです。
また、それなりに腕に自信がある場合、プレイングが影響するゲーム数が多いほうがいいでしょう。
ただ、この場合においての「点数UP」はそこまで大きなものではありません。
2つのデッキで迷っていて、同じぐらい強そうなんだけどなーって時にオススメです。
今回の場合ではエルフとフェアリー。

「今後の為にコントロールを使っておかないと」
これは、現在の自分で言えばコントロールなだけで、ビートの人もコンボの人もいると思います。
どういう事かというと、大会前に評価8点のコントロールデッキと、評価7.5点のビートダウンデッキがあり、
(自分はコントロール使うのが下手だから7.5点のビート使ったほうが期待値高いな)
という考えでビートダウンを選択するという行為は損なので普段から対策しておきたいという事です。
今回についてだけ言えば、エルフのほうが慣れているので期待値は下がるかもしれませんが、プロツアーや世界選手権などのより大事なイベントで上記の例が発生する可能性を減らしたいという事のほうが優先度が高いです。

ここで、フェアリーを使う事が決定しました。


STEP4:構成について考える

ここからは実際にカードを並べてやっていきます。



ごめんなさい。時間の都合上、今回の更新はここまでです


どんなデッキを選択するにも過程や理由があります。

それを公開する事で誰かの役に立てるかもしれないと思ってちょっとやってみました。

もちろんここからフェアリーがうまく組めなかったり、会場に行ってみてフェアリーめちゃめちゃメタられてそ~等の理由でエルフを選択する可能性はありますがその際はご容赦下さい(笑)


アメリカ行って来るる